【Summer Pockets(サマーポケッツ)】 鴎ルート 感想・レビュー 小さな子供たちの小さな大冒険 ※ネタバレあり

・鴎ルート

それでは今回はサマポケの鴎ルートの感想の方を書いて行こうと思います。

2番目に鴎ルートを選んだ理由は紬ルートの感想で言った通り、僕の第一印象で好きな順位が下から2番目だったからです。でも、鴎は紬と違ってプレイしてもっと好きになったとかはなかったです。個人的に鴎より紬の方が好きになりました。

1人のルートをクリアしたあと、ゲームを始めるとこのように完走したルートのヒロインがタイトル画面から消えてるんですよ。これはもうびっくりしました。

消えていることはもうゲーム中に消えたヒロインは出てこないかと思いましたが、そんなことはなく普通に出てきます。とりあえず安心しました。このタイトル画面から消えているのにどういう意味があるのかは今のところまだわかりません。

また、ゲームを再開するとその度に最初に新しい演出が入るんですよね。もう一度あの夏を過ごそう、みたいな。ゲーム中でちょくちょく羽衣里が「懐かしい」みたいなことを言っているので、この夏を何度か繰り返している描写なんですかね。

こういうADVのゲームは各ルートを攻略するために何度かプレイし直したり、セーブやロードをしたりするんですが、そういうADVの側面をゲームのシステムにうまく落とし込むゲームはすごいですよね。やってて素直に感心していしまいます。

上手く落とし込んでいるゲームとして個人的に印象に残っているのは「君と彼女と彼女の恋。」というゲームです。実際にプレイはしたことはないんですが、プレイ動画をみてあれは衝撃的でした。気になる人は検索してみてください。結構グロいというか、衝撃的なので見るときは心の準備をして検索してください。

話を戻します。鴎ルートのストーリーは、鴎は冒険をしにきたと言って羽衣里は最初は仕方なく付き合っていた感じでしたが、そのうちだんだんと冒険にのめり込んでいくようになる…、というものです。

鴎は小さい頃に鳥白島でサマーキャンプをしにきたことがありその時に冒険をした後、宝物を隠したそうで10年後の夏にその宝箱をみんなで開けようと約束しています。その宝箱を見つけるためには、隠された4つの鍵を探し出さなければなりません。

鍵の隠し場所を示す暗号みたいなのがあるんですが、それを元に鴎と羽衣里が鍵を探しに行きます。実際に暗号を解いて正しい場所の選択肢を選ばなければいけないのですが、子供が考えたものなのでそれほど難しくなく、間違えても正解の選択肢を選びなおせるので問題ありません。

羽衣里は鴎と一緒に冒険をしているうちに小さい頃にこんな冒険をしたかもしれないと思い出していきます。

見た目とあとテキストで名前が「タカ」と出るので鷹原の「タカ」だと思って、絶対羽衣里のことだろうと思いました。忘れているだけじゃないかと。何か特別な力で忘れてしまっているのではないかと思っていました。

また、この一緒に冒険しているメンバーの名前が「ツバメ」や「ハヤト」とか鳥に関する名前なのでこれも何かあるのかと勘ぐっていました。

最後の鍵を取った時、羽衣里は捻挫をしてしまいます。こうなるとお約束としてヒロインが「私が看病してあげる」と看病してくれることになるのですが…、

何故かメイド服でご奉仕してくれる鴎。なんでも遺品整理しているうちにメイド服が見つかって、せっかくなので使わせてもらっているそうな。

鴎がお嬢様でメイド服を借りてきた、みたいならまだわからなくもないのですが何の脈絡もなく持ってきたので一瞬「ん?」ってなりました。まぁ、かわいいからいいんですけどね。かわいいは正義。かわいいは正しい。

看病イベントとしてはありがちなお着替えやお風呂の補助などをこなした後、羽衣里の捻挫は完治し冒険を再開します。

気になる宝箱の中身は宝の場所を示す宝の地図でした。宝の場所示すところには海賊船もあるそうです。良一にテントを借りたり、のみきの警戒をかいくぐるルートを教えてもらったりして冒険への準備を整えた2人。

準備をする中で限られた金額の中でどのお菓子を買うかというミニゲームみたいのがあったのですが、これにどういう意味があったのかはわかりませんでした。鴎の反応も特にどうということもなかったですし。子供の頃の記憶を思い出させてくれるものとして用意してくれていたのでしょうか。このゲームにはレコードというシステムがあり、特別な行動をすると称号がもらえるのですがそれに関係のあるイベントでした。

全ての準備が出来たところでいよいよ冒険の始まりです。宝の場所は採掘場の跡地であり、所々にトロッコの線路が残っています。宝の地図の謎を解きながら奥へ奥へと進んでいきます。

奥へ奥へと進んでいく内に、冒険の思い出も鮮明に思い出していきます。その中で、鴎が体調が優れない時のことを思い出します。男の子がそれを見抜くと、カモメは脚が痛いことを白状します。昔から病気であまり体が丈夫でないこと、スーツケースは杖替わりにしていたことが新たにわかりました。

歩くが遅かったのものんびり行きたかったとかではなく、脚が痛かったから。スーツケースを杖替わりにしていたのもみんなに心配をかけないようにしていたから。みんなに迷惑をかけたくなかったからだけじゃなく、普通の健康な女の子みたいに振る舞っていたかったという思いのあったんでしょうね。

そして、洞窟を抜けた先に羽衣里たちが目指していた海賊船がそこにはありました。しかし、そこには過去に約束した友達は1人もいませんでした。鴎を見ると鴎の目から涙が流れていました。

友達がいなかったショックで泣いていたのでしょうか。鴎は何かを思い出してスーツケースを探して、といって姿を消してしまいました。本当に突然。羽衣里は突然のこと過ぎて何が起こっているかわかりませんでした。

ここは自分も「は?」ってなりました。だって、自分の知る限りそんな兆候なんて何一つありませんでした。頭の中は?でいっぱいです。鴎への謎は一気に深まりました。鴎という存在は一体何だったのか。

冒険から戻った羽衣里は島のみんなに協力しもらい、鴎の言っていたスーツケースを探しに行きます。採掘場に行くのを反対していたのみきも快く協力してくれました。普段は厳しくても仲間のピンチの時は必ず助けてくれる仲間っていいですよね。

仲間たちのおかげでスーツケースは見つかったのですがその中には一冊の本が入っていました。タイトルは「ひげ猫団の冒険」。ひげ猫は鴎が言っていたシンボルのことですね。羽衣里は子供の頃にこの本を読んだことがありました。

何故羽衣里は以前にも似たような冒険をしていた錯覚があったのか。それは冒険の内容が本にそっくりだったから。ですが、鴎は一体何者だったのかという謎は残ったままです。羽衣里は本に手がかりがあるとみて読んでみると、少女は島の外れに家を借りているという記述がありました。

のみきに調べてもらうと、どうやら入り江の近くに小島があるそう。さっそくその小島に行ってみると、一軒の家がありました。その裏手から現れたのは…、

鴎によく似た女性、鴎のお母さんでした。30台から40代に見えるらしいんですが、全然そんなことありません。めっちゃきれいですよね。確かに鴎の面影があります。

羽衣里が鴎と友達だったことを伝えると、鴎のお母さんこと鷺は鴎が今どうなっているか話してくれました。鷺は「さぎ」と読むっぽいんですが、調べる前は何て読むかわかりませんでした。名前としての読み方は「さぎ」で会ってるんですかね?

鴎は今は外国の病院で入院しているという衝撃的な事実を告げられます。ということは、鴎と冒険していた時、鴎の体はそこにはなかった。では、いっしょに冒険していた鴎は何だったのでしょう。

鷺はあの「ひげ猫団の冒険」の作者でした。鴎は病気がちだったので、夢見ていた冒険の話をお母さんに話しているうちにお母さんも創作意欲を搔き立てられて書いたんでしょうね。

鴎はお母さんが書いてくれた本の内容を現実にしようとお母さんに提案しました。鷺はそんな鴎の思いを受け取り本当に実現しようと行動に移しました。だから、鴎と一緒にした冒険は本の内容とそっくりだったんですね。

鴎の体調の成長と共によくなっていったのですが、準備も整い読者のみんなを冒険に招待しようといったところで急に症状が悪化してしまいます。鴎は外国の病院で寝たきりになってしまい、計画を実行にうつせませんでした。

鷺は鴎のスーツケースを持ってきた際に、スーツケースの周りに不思議な蝶が現れ、蝶が消えるとともにスーツケースも消えてしまったそう。この蝶はゲーム中で不思議なことが起こる際に出現するので、そういう現象の前触れとして出ているのでしょうか。それともこの蝶自体が何らかの力を持っているのか。

鴎が外国にいながらも羽衣里と一緒に冒険できたのはこの蝶の仕業だったかもしれませんね。

羽衣里は船の船長室を見てみてといわれ、島に戻り船長室に入ってみました。そして、その中にはたくさんの手紙がありました。読んでみると、「ワクワクした」「面白かったです」など何かの感想を書いているような内容。そして、その仲には羽衣里が昔書いたものもありました。

そう、この手紙たちは「ひげ猫団の冒険」の読者たちから寄せられたファンレターでした。手紙の内容は本の感想だけじゃなく、本の登場人物である少女について描かれていものもありました。少女は鴎をモチーフにして描かれているので、自分へのファンレターだと思って嬉しかったんでしょうね。

そうして、鴎は考えた。本で思い出を共有した人たちとなら友達みたいに仲良くなれるんじゃないかと。だから、冒険を再現してみんなを招待しようと考えたんですね。

そんな鴎の思いを受け取った羽衣里はある考えが浮かび、鷺に一本の電話をかけます。羽衣里にはひとつの疑問がありました。なぜ、健康であった時にみんなを招待しなかったのかと。鷺はおそらく本の少女と違っていつもベッドで辛そうにしている自分を鴎は見せたくなかったのではと告げます。

自分の見栄というよりも、みんなのイメージを壊したくなかったんでしょうね。もしくはイメージと違う自分のことをみんなが受け入れてくれなかったことを考え、怖かったのか。

羽衣里はある一つのお願いをします。鷺は「夢を叶える手助けをするのが大人の喜びです」と言って快諾してくれました。このセリフいいですよね。将来、こんなことがいえるような立派な大人になりたいです。

羽衣里は島の仲間をあつめて、入り江に向かいます。羽衣里は海賊船を作るのを手伝ってくれと、みんなに頼みます。そう、羽衣里は海賊船を作りたかったのです。

鴎と鷺の心残りであったであろう海賊船を完成させて、鴎の計画を完成させたかったんでしょうね。そして、それを鴎に見せられるのなら見せたい。そんな思いで作ろうと決めたのでしょう。

順調に作業は進んでいき、ある時鷺が旅立つ前にと羽衣里に別れの挨拶をしにきました。鷺は黙っていたことがあると言って羽衣里に告げました。鴎は夏が始まる前に二度と覚めることのない眠りについたと。

えっ、と思わず声が出てしまいました。それじゃあ、羽衣里が海賊船を作っていた意味はどうなるのか。

その後も海賊船を作る作業は続き、ついに完成します。完成した後、港に行くと何やらあたりを見回している観光客がいました。話しかけてみると手紙が送られてきて、その手紙を元に島にきたそう。周りにの人たちもそのようでした。

ここで登場する人物は羽衣里の冒険の思い出に出てきていた人たちと特徴がよく似ています。はっきりとした描写はないのですが、話し方とかからたぶんそうじゃないかと思います。

羽衣里はその人たちと鴎と前に冒険したみたいに、一緒に冒険しつつ入り江に向かいます。入り江にたどり着くとそこには、羽衣里が連れてきた人たち以外にもたくさんの人たちがいました。みんな本の読者らしい。羽衣里は読者たちみんなに手紙を出していたわけです。

しろはに作ってもらった旗を張ろうとマストを上ると、隣にある誰かがいました。

羽衣里が一番この光景を見せたかった人、鴎がそこにはいました。羽衣里もこの瞬間報われたと思って嬉しかったでしょうね。海賊船を作り上げた意味がここにはあった。

鴎と羽衣里は約束します。鴎が旅をして帰ってきたらまた会おうと。鴎は羽衣里に促されて冒険の合図を出して、エンディングに入ります。

ここで終わるかと思いきや、紬の時と同じく話の続きがありました。

また夏を迎え、島に来た羽衣里。入り江に向かって船に乗り込んでみるとそこには一通の手紙が。その手紙にはたくさんの場所を巡ってきたかのような、跡がありました。船をだして海をこえて長い旅をすればいつか再開できるかもしれない。そうして帆を広げた。その先にはきっと、あの娘との再会が待っている——。

・鴎ルート感想まとめ

鴎ルートは紬ルートと比べて短かった気がします。僕の体感なので確かなことはわからないんですけど。

ひとつひとつのイベントの密度が薄かったからでしょうか。紬ルートと違ってイベントのいくつかがとってつけたかのように感じました。さして必要もないような。鴎の新たな一面が見れるので僕としては全然嬉しいんですけど。もう少し何かあってもよかったかなぁと。

印象に残っていることもあまりないような。鴎が急に消えたとことが一番インパクトがありました。あれはホントに脈絡もありませんでしたからね。

最後のアフターみたいなのもいきなり感が強かったですね。思い付きでいきなり海に乗り出すって。なんか唐突な気が。鴎に会いたいって気持ちは伝わったんですけど。ちょっといきなりすぎやしないかと。そんな急に「そうだ、海に出よう」なんてならないと思うし。

鴎はプレイしてからもっと好きになったとかはなかったです。イメージ通りだったというか。紬と違って鴎と過ごす時間とかイベントが少なかったからかな?

もうちょいイベントの内容を濃くしてみてもいいかなーと思ったルートでした。次は蒼ルートの感想を書く予定です。

 

 

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