【Summer Pockets(サマーポケッツ)】ALKA 感想・レビュー 目が眩むような眩しい夏休みをあなたと ※ネタバレあり

全てのヒロインのルートが終わり、次はどうなるかっていったところで、タイトル画面に出てきたALKAという文字。

果たしてどのような意味を含んでいるのか。OP曲のタイトルが「アルカテイル」なので、この曲の歌詞を考察すれば少しはわかるかもしれません。

さぁ、今回はいったいどんな話なのでしょうか。

・ALKA

冒頭で、誰かのモノローグが入りますが誰のモノローグなのか。1人称が私であることから、おそらく羽依里ではないと思いますけど。

大切なあの人と夏休みを過ごすために、いくつもの夏を巡ってきた。夏が過ぎる度に大切な何かがこぼれ落ちていく。それでも、一度でもいいから良き思い出を。最後の夏休みに。

いくつもの夏とあることから、夏が過ぎてはタイムリープをして、何度も夏を繰り返していることが想像できます。羽依里が何度か懐かしいと言っていたこともあって、その兆候はありましたね。

そして、大切な何かがこぼれ落ちているとは何を失っているのか。記憶とか、それとも寿命とかでしょうか。

良い思い出を、というセリフはRewriteを少し連想してしまいますね。同じkey作品ですしね。たぶん狙ってはいないはずですが。

モノローグが終わった後、共通ルートと同じように羽衣里は島にやってきて、加藤家に向かいます。そこで、うみちゃんと出会います。

このうみちゃんはしろはルートの時よりもさらに幼くなっている印象でした。あのさりげなく毒を吐いてくるうみちゃんは何処へ…。いくら子供とはいえ、ちょっと幼すぎるかなと感じました。いっても、子供とあまり触れ合う機会もないのでこれが普通なのかもしれませんが。

話の流れは序盤は共通ルートと同じでしたが、会話の内容は全然違いましたね。同じ場面での変化を探すのも面白いですね。

しばらくは羽依里とうみがどこかうまく距離感を掴めないけど、それでもいっしょに過ごしていく様子が描かれていました。各ヒロインとの出会いもあったので、少なからず出番があるのでしょう。個人的には静久が出てきてくれて嬉しかったです。

静久は紬ルートじゃないと出てこないと思っていたので。静久が羽依里のことをパイリくんと呼んでいて安心しました。

うみちゃんはことあるごとにおとーさんと呼びたがります。どうみてもまだお父さんにしては若すぎる羽依里を何故、おとーさんと呼ぶのか。自分のお父さんが恋しくて羽依里のことをお父さんと呼びたくなってしまうのですかね。

羽依里は時々ある夢をみます。内容はある子供とお父さんの話。子供とお父さんの仲は冷え切っているようで、あまり楽しい内容とは言えません。

この話では今までのルートでは、行くことのなかったラジオ体操についに行くことになりす。ことあるごとにラジオ体操の話があったので、いつ行くのかと思っていました。

これもうみちゃんと接する機会が増えたからなのか。ラジオ体操のお兄さんがユニークで楽しそうです。でも、自分がやりたいかと言われたら、たぶんやりたくないです。

羽依里は何度かこんなに幼くなってしまう前のうみちゃんの夢をみます。羽依里もしろはみたいに何か不思議な力を持っているんでしょうか。シュタインズ・ゲートの岡部みたいに、他の夏を過ごした記憶が残っているのかもしれませんね。

ある日、羽依里はダラダラ過ごすだけの夏休みもどうかということで、チャーハンをうまく作ることを目標に誰かに教えてもらおうとします。

何故、チャーハンなのかというとうみちゃんの好物がチャーハンだから。そもそもうみちゃんはなんであんなにチャーハンが好きなのでしょうか。親が作ってくれる料理の中で1番好きなものがチャーハンだから、という理由なのかな。

このゲームの中で1番料理が得意な人といえば、やはりしろは。ということで、しろはに教えてもらうことに。この辺からしろはルート準拠なのかなと感じていました。

いつものように羽依里はうみと散歩している途中、たまにはと海辺の方に行くことに。海辺といえばしろは。向かうとやはりしろはがいました。

しろはは釣りをしており、羽依里たちも釣りをしてみると全然釣れないしろはとは違って、簡単に釣ることができました。羽依里は前から釣れる人ではありましたが、うみも釣れる人みたいです。これは羽依里と何か関係あるがあることを示唆しているのか。

釣った後しろはは料理をしてくれ、それをみんなで食べているとうみが一家団欒だね、と言いました。しかし、両親のいないしろはにとっては一家団欒とはどういうものかわかりませんでした。

何となく気まずい雰囲気になってしまい、羽依里とうみはそのまま帰ることに。帰り際、うみは名残惜しそうにしろはの方を見ていました。内心、しろはともっと一緒にいたかったのでしょう。

その夜、突然うみがいなくなってしまいました。正直、めんどくさいと思いつつも放っておけずに探しに行く羽依里。ふと、昼間に海辺に釣りに行ったことを思い出し、そこに向かってみることに。

行ってみると、そこには手紙を持っているうみの姿が。うみは羽依里の姿を見かけるとおとーさんと呼びかけてきました。どうしておとーさんなのか。少しだけうみは自分のお父さんのことについて話してくれました。

お父さんは昔は頑張っていたけど、失敗してしまいそこから逃げてしまった。その後悔が、うみとの関係に何か影響を与えているのでしょうか。

このお父さんの話があの謎の夢に出てくる、お父さんのことを連想させます。あの夢はきっと、うみとお父さんの話なのではないかと思っていました。

逃げるという言葉に、羽依里にも思い当たる節がありました。自分も失敗してしまい、この島に逃げてきてしまったようなものだったから。

うみも何かから逃げてきたそう。羽依里はうみに何か言葉をかけてあげたかったが、それは自分への言い訳になりそうで言えませんでした。

うみはもう逃げたくないと、羽依里が1番言いたかったことを自分で言ったのです。子供だと思っていた小さな子が、急にしっかりした子にみえることがありますよね。

大人になると言いたいことも言えなくなったりします。けど、子供は素直なのか純粋なのか、たまにハッとさせられることを言ったりしますね。

うみは羽依里といることが逃げないことになるらしいですが、これはどういう意味なのでしょうか。

羽依里も逃げたくないと答え、二人でいっしょに家に帰っていきました。家にはうみを探してくれていたのか、島のみんなが待っていました。

島の人達はホントにいい人だらけですよね。赤の他人だという人をここまで必死に探してくれるんですから。ここまでしてくれることを煩わしいと思う人もいるかもしれませんが、あったかい気持ちにさせてくれます。

その夜、またあの謎の夢をみます。今回はお母さんについて。子供は生まれてからお母さんにに会ったことがなかった。お父さんに写真もないのかと聞いてみると、全部捨てたと。

もう顔も見たくないほど嫌いなのか。それとも、顔を見ると妻との思い出が蘇ってしまい悲しくなってしまうからなのか。

昨日のこともあり、うみに何かやりたいことがないのか聞いてみると、おかーさんと答えます。詳しく聞いてみると、お母さんと一緒にたいことがあるらしい。

自分のお母さんがいるのではないかと聞いたが、お母さんはいないらしい。こうなったら誰かにお母さん役を頼むしかない。お前がママになるんだよ!

ここでマップ画面から誰か選ぶことができるんですが、ほぼ登場キャラ全員を選ぶことができます(男も含む)。

ひと通りみんなにお願いしてみても、誰も引き受けてはくれません。まぁ、いきなりお母さんになってくれと言われても気軽に承諾できませんよね。赤の他人のためにやってくれと言われても、どうしても少し抵抗があります。

困った羽依里。しかし、うみに任せろと言った手前そう簡単に諦める訳にはいかない。どうしたもんかと悩んでいる時、うみが一緒にいて1番楽しそうだったのが、しろはだったことを思い出します。

羽依里はダメ元でしろはの元に向かいます。さっき断られたばかりなのに、しろはがOKしてくれる訳がありません。 それでもそこをなんとかと必死に頼み込んでくる羽依里に何か思ったのか、しろははどうしてこんなことをしてくるのかと聞いてきます。

羽依里が自分が逃げてきたこと、どうしてもうみの願いを叶えてやりたいことを伝えました。しろははどこか共感したところがあったのか、スイカバーを報酬にお母さん役を引き受けてくれることになりました。

スイカバーで手を打ってくれるとは、どれだけスイカバーが好きなのか。羽依里のためというよりはうみのために引き受けることにしたんでしょうね。

さっそく今からとうみの元に向かってしろはと引き合わせるのですが、どちらも人見知りのせいなのか会話が発生することはありませんでした。結局、うみがお母さんと一緒に何をやりたいのかはわからずじまい。これから一体どうなるのか。

もうすっかり毎日の日課になったラジオ体操で、子供たちから絵日記の話を羽依里は聞き、これは良いとすぐに駄菓子屋に買いに行きました。

その絵日記をうみに渡し、羽依里はこれにこれからしたいことを書くんだと言いました。これに書いたことは本当になる魔法の絵日記だと。うみに書かせることで、直接聞かずにうみのやりたいことを把握する作戦ですね。

子供ということもあってか羽依里の嘘に気付かずに素直に書いてくれるうみ。これでうみのやりたいことも容易にわかるように。

ここからうみのやりたいことを叶えていくようになります。子供のやりたいことなので少し無理なこともあったりしますが、羽依里は島の仲間たちとも協力してアイデアで乗り越えていきます。

お願いが絵本を読んで欲しいことだった時は、鴎に協力してもらいました。鴎はお母さんと一緒に本を作った経験があるので、その繋がりから鴎に白羽の矢が立ったのでしょう。

絵本がないならどうせなら作っちゃおうと提案する鴎。ないなら作ればいいとは言うのは簡単ですけど、やるのは難しい。本を作った経験というも中々ないものです。でも、うみのためならとやってみることにした羽依里たち。

うみの断片的なイメージを鴎が絵にして、その絵から羽依里は物語を紡いでいく。作っている途中に雨が降ってきました。うみが書いた絵日記には天気は晴れのち雨と書いてあった。果たしてこれは偶然なのか。

こういう時は大抵偶然ではありませんよね。絵日記が本当に書いたことが現実になる魔法の絵日記なのか、それともうみは何となく未来がわかっていたのか。

出来上がった絵本をさっそくうみに読み聞かせるしろは。絵本の内容はある不思議な蝶の話。

蝶は世界中を旅していました。世界には色がなく、蝶は自分の色を出会った人々に分け与えていきました。色を分け与えるたびに蝶は色を失い、ついには真っ白になってしまいました。それでも蝶は旅を続けます。蝶はもう羽がボロボロになってしまいましたが、世界には色が溢れて以前よりもずっと綺麗になりました。やがて、故郷に戻った蝶は静かに眠りにつきました。そのことにみんなは悲しみ、涙は雨になりました。

というところで話は終わります。蝶はたぶん七影蝶のことでしょう。儚いけれど、綺麗なお話。羽依里は寂しい結末だったからと、少しだけ話を付け足していました。が、その付け足した話は語れことはありませんでした。この付け足された話が、もうどうしようもないという時にきっと希望になるんでしょうね。

一緒に過ごしているうちにうみとの距離が近づき、またしろはとの距離も近づいていく。しろはとは早く付き合っちゃえよとか見てて思いましたね。

時々みる夢の中で、少しずつ子供の秘密が明かされていく。夢見たことが現実になる。それは予知夢だと思っていたけどそうじゃない。やり直したいと思った時、過去に戻ることができる。未来を予知しているのではなく、経験したことがあるからこれから起こることがわかる。

ある日、すっかり定番の遊びになった折り紙で遊んでいると、船を折っていたうみは不思議なこと言い出します。おかーさんはおふねに乗るんだよ、と。しろはハッとしました。なぜなら船に乗ることはうみにももちろん、誰にも言ったことはなかったから。

船に乗るのは、しろはルートであった祭りの夏鳥の儀のことです。しろははうみにこのことを知っていたのかと聞くと、うみはうんと答えた。しろはは怯えたように後ずさり、そのまま帰ってしまいました。

自分と同じ未来予知の力を持っているうみに驚きと、なぜ持っているのかという懐疑心がそうさせてしまったのでしょうか。

羽依里はうみに悲しい顔をさせたままにしておきたくないと、しろはに会いに行きます。しろはは近づいかないでといわれても、それでも近づいてくる羽依里にゆっくりと自分のことを話し始めました。

自分は人の災厄を見てしまう力があり、それを見ないように誰とも親しくならないようにしてきた。あまり力のことは考えないようにしていたが、うみが未来を予知していることを知りそういう力が本当にあるのだと思います知ってしまった。

自分だけならまだただの気のせいだと言えるかもしれませんが、自分以外の人も同じ力を持っていたらもう気のせいとは言ってられませんよね。他にもあるのだと知ってしまったのだから。見ないふりはもうできない。

しろはルートでのしろはが見たように、この物語のしろはも祭りの日に海に溺れる未来を見ていました。何とか抗おうと泳ぐ練習もしていたけど、うみのこともありその未来は避けられないのだと思ってしまった。巻き込みたくないからと、しろはは1人で行ってしまいました。

おかーさんに会えなくて寂しかったのか、うみは実の母親から預かっていた手紙を読もうとしていました。前までは読めていたのにうみはいつの間にか読めなくなってしまったそう。こんなに短期間で文字が読めなくなることがあるのでしょうか。まるで、急に何か失われてしまったかのような。読めないうみの代わりに羽依里が読んであげることに。

手紙の内容は悲しい時にどうすればいいかについて書かれていました。その内容はもう自分がうみの側にいれないことがわかっているかのようなものでした。

ふと、手紙の中から写真が出てきました。その写真はしろはルートで最後にて出てきたあのみんなで撮った写真。日付は8月31日。つまり、未来の写真。それをうみが持っているということは、考えられるものとしてはうみが未来から来たということ。

そう、うみはお母さんに会いたくて過去に戻ってきたのです。うみには心だけ過去に戻る力があった。未来を変えることはできず、同じ未来を辿っていく。

心だけ過去に戻るというのは、記憶を過去に送るシュタインズ・ゲートを連想させますね。たぶん、うみちゃん自身は過去に戻らず経験というか記憶が過去に戻ることで、実質タイムスリップしているようなものなんでしょう。

お父さんはお母さんのものは全て捨ててしまっていたが、おじいちゃんはお母さんの写真を持っていた。うみはお父さんに写真を持っているところを見つかってしまい、捨てられるかもとお父さんから逃げ出してしまう。逃げ続けているうちに山の中へ入ってしまい、ついには崖から落ちてしまった。

死んだらお母さんに会えるのかな。そう考えていると、蝶が周りを飛んでいて自分を道案内してくれた。そして、気がついたら過去に心だけでなく、自分自身も戻ってきていた。

崖から落ちたショックでうみの力が暴走してしまったのでしょうか。それとも、蝶がうみを過去に戻したのか。

それからは何度も、何度も夏を繰り返してきた。お母さんと一緒の夏休みを過ごすために何度も心を過去に戻した。でも、過去に送ると同時に何かが失われていった。

だから、新たなルートを始める度にうみちゃんの反応が変わったんですね。初めは年の割にしっかりしていたうみちゃんが、だんだんと幼くなっていった。成長や経験、記憶などが失われていたからなのでしょうか。

そして、気になるのは誰がうみのお母さんなのか。お母さんが写っているというあの集合写真。ということはこの写真の誰かということ。うみが指をさしたのはしろは。うみがしろはによく懐いてたのはしろはが本当のうみのお母さんだったから。

では、お父さんは。うみはお父さんの隣にいたからすぐわかったと言った。しろはの隣にいるのは羽依里。つまり、羽依里はうみのお父さんだった。だから、執拗にうみは羽依里のことをおとーさんと呼びたがっていたんですね。

こんな突拍子もない話、普通は信じないかもしれませんが羽依里には色々と思い当たる節があり、意外にもすんなりと信じることができた。

となると、うみのお父さんの話は未来の羽依里の話だっだということ。自分は未来でうみに酷いことをしてしまっている。

でも、うみは沢山の夏を繰り返して、いろんなお父さんのことを知って、おとーさんは本当は優しい人だということを知った。だから今はもう平気だと、おとーさんがうみのおとーさんでよかったと、うみは羽依里に伝えた。それだけで未来の自分の罪が少し報われたような気がした。

うみの話を聞いて羽依里に少し思い当たる節があった。うみの為に作ったあの絵本。あの絵本の内容がうみのことによく似ている。あの物語が何を示唆しているのか。今はまだよくわかりません。

次の日、羽依里はしろはの見た未来を何とかしようとしろはに会いに行きます。しろはの家に行くと、しろはとしろはのおじいちゃんの小鳩の姿がありました。うみは小鳩の姿を見かけると、じーじと呼びました。うみの親は羽依里としろはなので小鳩がおじいちゃんになる訳ですね。

しろはルートと同じように小鳩はしろはをみんなの輪に入れる為に役をやらせたことを話した後、羽依里が気にいらないのか勝負を仕掛けてきます。

勝負内容も同じく、水中格闘技。違うところがあるとすればうみがいるということ。羽依里が場外に押し出されそうになった時、うみの声が聞こえた。おとーさん、がんばれー!、と。もしかしたら気のせいかもしれないが、そのおかげで羽依里は何とか持ちこたえ、小鳩を場外へと誘いこむことができた。この物語では、うみのおかげで勝てたというのが大きな違いですね。

勝ったということで、祭りの日に何とかしろはのそばに居させて欲しいと小鳩に頼み込む羽依里。小鳩は普通は無理だが、肉親にさえなればできると夫婦になることを提案します。ここの流れはしろはルートと同じですね。こうして、羽依里は祭りの当日しろはのそばに居ることができるようになりました。

家に帰るとうみは久しぶりに絵日記を書いていました。内容は今日起きたこと。本来、絵日記は起きて欲しいことを書くために使っていた。うみは嬉しそうに絵日記を書いていました。

祭りの日まではしろはは家に居なくてはならす、しばらくはしろは抜きで羽依里はうみと過ごしていました。

ある日、羽依里は祭りの準備があふと役場の人に言われ神社に向かっている途中、七影蝶を見かけます。こんなことが前にもあったような。もしや、羽依里にもうみのように過去に戻る力を持っているのでしょうか。

そして、祭りの日。祭りは滞りなく進行し、夏鳥の儀も無事に終了。ですが、しろはルートではこの後に堀田ちゃんが流した船に乗っていて、堀田ちゃんを助け出すために結果的に溺れてしまいました。この物語ではどんな展開になるのか。

何も起こることはなく未来は変わったと思ったその時、しろはは見てしまった。流した船の中にうみがいることを。堀田ちゃんの代わりに今度はうみが船の中にいたのです。

羽依里たちはすぐにボートを調達し、うみの元に急ぎました。船を見ると、そこには本当にうみの姿が。しろはの予知は現実のものになってしまいました。うみはおかーさんに会いたくて、船に乗ってしまったらしい。堀田ちゃんも確か同じ理由でしたね。

波で海に投げ出されたうみを見た瞬間、羽依里としろは一目散にうみを追って海へと飛び込みます。しろははうみの手を掴むことができましたが、安心したからなのか空気を吐き出してしまう。何とか羽依里はうみとしろはを抱え込み、すぐに海面まで泳いでいきそのまま3人とも救助されました。ここはしろはルートと比べて、あっさりしていましたね。

ここで、謎の人物のモノローグというか何かが入ってきます。誰かが影法師に向かって話しかけています。誰かは声が今まで出会った人たちとは違うので、出会ったことのない誰かでしょうが影法師とは何か。人なのか超常的な存在なのか。個人的にはうみちゃんなのかなーとか思ったり。何か良くないことが起きているようだったので、状況的にうみが1番当てはまるのかと。まぁ、違うかな。

それからはまたうみのやりたいことを叶えてあげる生活が始まりましたが、ひとつ妙なことがありました。羽依里としろは以外の人はうみのことを忘れていることがありました。これはうみの存在がこの世界からだんだん薄れているということなのでしょうか。

悪い兆候はさらに続きます。うみは以前よりも幼く、まるで赤ちゃんのようになってしまいました。うみの成長というか経験というものが消えているのか。また、羽依里としろはもうみとの思い出を段々と忘れていくようになってしまいます。

うみとの思い出を覚えていないことに危機感を覚えてきた羽依里たちは、少しでも思い出を残そうと写真を撮ることに。羽依里としろはとうみと3人で撮った写真。でも、僕はきっとうみはこの写真から消えてしまえんだろうなという嫌な予感しかしませんでした。

そして、ついには羽依里としろはまでもが、しろはのことを忘れてしまうようになってしまいました。忘れるというよりは居なかったことになっていると言うべきか。

忘れていても何とか羽依里たちはうみのことを思い出すことができました。でも、忘れていることさえ忘れてしまったらもう二度と思い出すことはできないでしょう。

少しでもうみとの思い出を残そうと、今度ある花火大会にみんなで約束しました。…もうこのゲームでは約束はあまりよくないことが起きる兆候みたいなってしまいましたね。

うみの希望で3人で眠った後目を開けると、布団には羽依里としろはの2人だけ。うみは先に起きて、どこかに行ってしまったのでしょうか。

起きた2人はうみのことを何も覚えていませんでした。うみとの思い出のものに触れても、何も思い出すことができない。ただ何かが欠けているかのような、そんな妙な違和感だけがありました。

前に撮った写真を見てもうみの姿はなく、羽依里としろはの2人だけしか写っていませんでした。もうこの夏にはうみはいなかったことになってしまったのでしょうか。

気がつくと2人はいつのまにか涙を流していました。何かはわからないけれど、でも何かを失ってしまったことが悲しかった。ふと、羽依里はある約束を思い出します。羽依里としろはとうみの3人で約束した花火を一緒に見に行くという約束。羽依里はもう1人誰かいたこような気がしましたが、誰かはわからない。

約束は果たさないとと2人は花火を見に海岸へ。しばらく待っていると夜空に花火が上がりました。2人で見る花火はとても綺麗で、幸せな時間のはずなのにやっぱり何かが足りない。でも、足りない何かを思い出すことはできなくて。

そんな自分が悔しくてごめん、と呟いたその時、2人の手に小さい誰かの手の感触を感じました。その瞬間、2人は全てを思い出しました。この夏ずっと一緒に過ごした小さな女の子のことを。2人の愛おしい子供のことを。

思い出したしろははうみに抱きつき、ずっと一緒だと言いましたがうみはもう無理だと答えました。それからうみは2人にこの夏が本当に楽しかったことを伝え、「ちょっとだけ、ばいばい」と言った瞬間一際大きな花火が上がりました。花火が消えると海の姿はもうそこにはありませんでした。

ちょっとだけ、ばいばいということはまた会えるよということでしょうか。羽依里としろはの子供だから生まれた時に会えるということか。それとも、またうみのことが見える時が来るということか。

2人はうみのことを全て忘れてしまいました。涙で顔を濡らしていても、もう何で泣いていたのかもわからない。一瞬、何かが光った。それは、夏の夜空に打ち上がる花火のようで。小さな蝶が飛んでいました。小さいが、その光はどこまで強くて、儚くて。この七影蝶がうみなんでしょうか。

うみが蝶になったのかはわかりませんが、うみはしろはの側で羽依里としろはのことを見守っていました。羽依里は島から帰った後も、少しでも時間があればしろはに会いにいきました。

時は流れ、羽依里は島に移り住み加藤家で暮らし始めました。この時、すでに2人は結婚の約束をしていました。そして、2人の間に子供ができました。

穏やかな日々。お腹の赤ちゃんに歌を歌ってあげていたしろはは見てしまいました。もう長いこと見ていなかった未来を。身ごもった子供の隣に自分がいないという未来を。未来を見た影響か、しろははまるでうみが見えているかのようにうみの方へ顔を向けました。ここで初めてしろははうみがこの島にいた理由に気づきました。

それからはしろははうみのために、過去に戻るという力を発現させないための方法を探し始めました。子供を身ごもっている体で無理を押して。しろはは自分の力が未来を予知するのではなく、未来を1つに定めてしまう力なのではないかと。予知しているのではなく、見てしまった通りの未来にしてしまう。

ならば、しろはがこんな力を得なければあの夏を変えられるのではないか。

無理をし過ぎたせいなのか、しろはは子供が生まれたと同時に亡くなってしまいました。同じKey作品からかこの展開がCLANNADを思い出して、少し泣きそうになりましたね。

そして、うみはまたあの夏を繰り返す。体はないのに心だけが過去に戻って。うみがいなくても、2人はまた出会い、恋人になる。同じ未来を辿っていく。収束していく。

しろははうみと出会ってなくても、うみのことをまるで知っているかのようにまたうみの方に顔を見て向けました。しろはは未来を見ているわけではなかった。知っていたからうみのこともわかったのだ。しろはも悲しいことに耐えられずに心だけ過去に戻ってきている。

そして、またしろはは亡くなってしまいあの夏を繰り返す。何度も、何度も。

どうすればあの夏を避けられるのか。うみは思った。過去に戻りたいと願うからこの力が発現してしまう。なら、私がおかーさんと出会わなければいい。私がいなければいい。

うみは遠くに遠くに行くと、とても馴染みのある声に呼びかけられる。ここは同じように過去に戻る力を持つ人たちが彷徨い続ける場所。

もう行かなくちゃいけない。でも、もしも会いたくなったらこの羽を使って。あの子を救いたい。出口へと向かう。誰かに手を引かれ、そして、全てが光に包まれた——。

・ALKA感想まとめ

この話で終わると思っていた僕にとっては、えっ、これで終わるのと思っていた後、まだ続きがあることにびっくりしました。まぁ、ここで終わるのは流石に中途半端すぎますからね。

うみの秘密や過去に戻る力についてあかされましたが、まだまだ謎は多いまま。結局、羽依里たちが作った絵本の付け足した話も語られないままでしたし。読もうとすると露骨に中断されますからこれは絶対何かあるはずです。

しろはとうみだけでなく、羽依里も何か力を持っていそうですね。過去に戻る力ではないけど、記憶だけは残っている力みたいな。シュタインズ・ゲートの岡部のリーディング・シュタイナーみたいな感じですね。

タイトル画面に戻ると、今度はPocketの文字が。次こそは本当に最後の話になるのでしょうか。

ということで、サマポケのALKAまたはうみルートの感想でした。

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