【Summer Pockets(サマーポケッツ)】 蒼ルート 感想・レビュー 七影蝶、その秘密とは… ※ネタバレあり

・蒼ルート

さっそくサマポケの蒼ルートの感想を書いて行こうと思うのですが、気になったことをひとつ。

このキャラはうみちゃんといって羽衣里の親戚の子です。朝食には毎回チャーハンを出すという変わった特徴があります。子供でありながら、結構グサッと来る言葉をかけたりすることがあるのですがそれがこの可愛い見た目とギャップがあって好きです。普通にかわいいところもありますし。

僕は設定で読んだことのあるテキストはスキップするようにしているのですが、何故かうみちゃんのところはスキップできないんですよね。なんででしょうか。会話の内容とか変わってないところもスキップできないし。

違和感のあったこととしては若干声が幼くなってる気がしたんですよね。うみちゃんは子供なんですけどさらに幼くなっているような。今の時点ではまだよくわかっていません。これも何かの伏線なんですかね。

気になったところは以上にして、蒼ルートの感想の話に戻ります。

あらすじとしては、羽衣里が夜に山で光っている所を見つけ、気になって向かうとそこには巫女服を着た蒼が光る不思議な蝶に手を触れていた——。という感じです。

蒼はSummer Pocketsで二番目に好きなキャラです。ノリがよくて、羽衣里の冗談にこんな感じでオーバーリアクションで返してくるところがおもしろくて好きです。あと、チョロいところもかわいいです。見てて、こっちが元気をもらえるキャラですね。こういうギャグよりなキャラも大好きです。

蒼との出会いは木の下で眠っている所を見かけた時でした。

蒼はゲーム中で何回か寝ている描写が出てきています。紬、鴎ルートをクリアしてきた自分としてはこのよく寝るというのが絶対に後々の伏線だろうと考えていました。ヒロインには必ず何かしらの秘密があると、もうこれまでプレイした経験からそういう考えを植え付けられてしまいましたね。

いつものように羽衣里は駄菓子屋で蒼とふざけ合って遊んで、蒼は帰ろうとしていたのですが寝不足のようでふらふらしていて危なっかしい。羽衣里は心配で家まで送っていくと、蒼はお礼ということで家に上げてくれます。

家はこんな感じで蝶の標本がびっしりと壁に飾られています。蝶の標本というと小学校の頃に国語の教科書に載っていた「少年の日の思い出」に出てくるエーミールを思い出しますね。印象深いストーリーで「そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな」ってセリフは特に印象に残っています。

お父さんが蝶の研究をしているのだそう。蝶といえばやっぱりあの光る不思議な蝶が思い浮かぶので、その蝶をお父さんが研究しているのかなと考えていました。

しばらくはこんな感じで蒼とふざけて遊んでいる日々が続きます。

蒼ルートでの選択肢はこんな感じで印象が良さそうな選択肢と、それとは別に全く逆の印象を悪くする選択肢がほぼ必ず出てきます。何をしてもオーバーリアクションをしてくれる蒼だからなんでしょうかね。蒼には悪いと思いつつも、蒼の反応が楽しみでひどい選択肢をついつい選んでしまいます。

夜、羽衣里が散歩していると山の中で何か光っているのを見かけます。気になった羽衣里はそこに向かってみることに。

着くとそこには巫女服に身を包んだ蒼がいました。普段、全然しおらしいというかおしとやかじゃない女性が巫女服を着て儚げな表情をしているとギャップからかとても美しく見えます。

蒼は光る不思議な蝶に手を伸ばしていました。今までプレイしていた中で幾度となく出現していた光る蝶。蒼はそんな不思議な蝶に触れて何をしていたのか。ここでは羽衣里は蒼を見かけただけで、素直に家に帰ります。

朝起きるとうみちゃんは虫取りに行くらしく、その準備をしていました。うみちゃんに光る蝶のことを話すと、遺品整理をしている蔵の中でみかけたそう。さっそく羽衣里は蔵にいる鏡子さんのもとに向かいます。

鏡子さんに聞くと、光る蝶の標本と蝶について書かれている本を見せてくれます。蝶の名前は七影蝶というらしい。本の中身は古い時代の文字らしく、羽衣里には読むことができません。

困っていると鏡子さんはちょっと貸して、と言ってすらすらとその本の内容を読み上げていきます。鏡子さんは元々考古学に興味があったのですが、知識もしっかりと持っていました。ここで鏡子さんが初めて眼鏡をかけるのですが、いつもと雰囲気が違ってかわいかったです。本の内容については、鏡子さんが後で翻訳してくれるみたいです。

本によると、七影蝶は死んだ後に残された人に思いを伝えるために死者の魂が蝶になったものらしいです。これで今までの鴎や紬のルートで蝶が出てきた理由がわかってきます。紬ルートはあまり関わってないのですが、鴎ルートは鴎が亡くなっていたため鴎の思いが蝶になって、他の人に思いを伝えていたっぽいですね。

話の根幹がわかってくる時が物語を読んでいく上で一番おもしろい部分ですよね。蒼ルートはSummer Pocketsの根幹に関わってきそうなルートでプレイしてて楽しいです。

ある日の晩、羽衣里はまた山の中で灯りが灯っているのを見かけてしまいます。蒼にはもう来るなと言われた。でも、見つけてしまった以上行かないわけには…。

見かけてなかったら気付かなかったで終わらせられるかもしれませんが、見かけたらもう干渉せずにはいられませんよね。もし、蒼が事故でケガをしてしまったりしたら、あの時自分が山に向かっていれば…、などと後悔せずにはいられないでしょうね。

さっそく羽衣里は蒼のもとへ向かいました。行く途中で七影蝶を見かけます。羽衣里はおもむろに手を蝶の方へと伸ばすと、蝶は羽衣里の指先に止まりました。その瞬間、ある人の記憶が羽衣里の頭へと流れ込んできました。

その記憶は激しい後悔の記憶でした。あの時もっとああしていれば。なんで、どうして自分たちばかり。どうしたら楽になれる。あまりに激しい感情に、羽衣里はその記憶に引っ張られていきます。

知らず知らずのうちに闇の中へ足を延ばす。ああ、これで楽になれる——。

「——羽衣里っ!」と声が聞こえました。その声の主は蒼でした。羽衣里は正気を取り戻し、辺りを見渡してヒヤッとしました。自分の右足の先には何もなかった。そう、崖の上に立っていたのです。蒼が助けてくれていなければどうなっていたのか。

ここまで七影蝶に深く関わってしまった羽衣里に蒼は自分の知っていることを話してくれます。蝶は誰にでも見られるようなものではないこと。子供や動物など感受性の強いものにしか見られないそうです。いつも蒼の周りにいる狐?のイナリは七影蝶を探し出すのに役立っているわけです。

それから空門家のしきたりについても語ってくれます。空門家は代々迷いさまよっている七影蝶を導く役目があるそうです。そして、七影蝶には触れてはならないされている。では、蒼はなぜ七影蝶にわざわざ危険を冒して蝶に触れているのか。

翌日、蒼は羽衣里を呼び出します。会わせたい人がいるそう。会わせたい人は診療所にいるらしい。診療所となるとあまりいい想像はできません。病で寝たきりになっているのでしょうか。病室の扉を開けるとそこにいたのは…。

その人物は蒼にそっくりでした。空門藍。会わせたい人とは蒼の双子のお姉ちゃんでした。

蒼はベッドの傍の椅子に座ると、いつもしているみたいに藍に話しかけます。当然、寝ているので藍から返事はないのですが、蒼はそれでも起きてる藍と会話しているみたいに話を続けます。返事のない相手と会話をするというのはどんな気持ちなのでしょうか。

蒼は辛い気持ちを全部飲み込んで藍のためにとずっとこうして話し続けてきたんでしょうね。そんな蒼のことを思うと胸が苦しくなります。

羽衣里は蒼からなぜ藍は眠り続けているのかについて話してくれました。藍はある事故に遭ってからずっと眠り続けているのだそう。ずっとこのまま眠り続けているのかと思っていた時、蒼は長い間眠っていた人が目を覚ましたという話を聞きます。不思議な蝶々を見つけるお話。

だから、蒼は日中眠くなるのが辛くても夜な夜な山の中で七影蝶を探していたわけです。藍の記憶を持っている蝶を見つけて藍に記憶を戻せば、藍は目を覚ます。しかしながら、肝心の藍に記憶を戻す具体的な方法については分かっていませんでした。

蒼が夜な夜な山で七影蝶を探していた訳を知った羽衣里は七影蝶を一緒に探すことにしました。七影蝶に興味があるのではなく、蒼の力になりたいその一心で。

こうして、羽衣里は蒼と一緒に七影蝶を探すのですが一緒に探そうと決めて最初に2人で探しに行った日。その日、羽衣里は小さな七影蝶を見つけます。蒼は気付かなかったようで、気のせいだとそのまま素通りしてしまいますがこれは絶対何かあると思いました。こういう何気ない小さいものが後々重大になってくるのはよくあることです。

羽衣里と蒼が一緒に山を登っていくと、山の奥には迷い橘という御神木がありました。この場所はどこかで見覚えがあった気がします。紬ルートで羽衣里が神隠しにあった時、迷い込んだ不思議な空間の景色とよく似ているような…。

ここは現世と少しずれた場所、ずれた時間。常世の境目にあるとして迷い橘は御神木となったそうです。この木が花を咲かしている間だけ、七影蝶を導くことができる。つまり、木が花を散らしてしまったらもう七影蝶を導くことができなくなってしまう。蒼の役目は灯篭で七影蝶をこの御神木まで導くことでした。

帰りは七影蝶に見つからないようにイナリに案内していつも帰っているようです。ここからは、しばらく蒼とイチャコラしながら七影蝶を探し続けます。

そして、ついに待ちに待った日がきました。鏡子さんが蔵で見つけた蝶について書かれた本を翻訳し終えたのです。そこには蒼がずっと求めていたもの、眠っている人に七影蝶の記憶を戻す方法が書かれていました。蒼は「呂の字にて…」と言ってその先は口にはしてくれません。顔を赤くしていたので、何か恥ずかしい方法だったのでしょう。

これで藍を目覚めさせるのに一歩前進といった所でしたが、肝心の藍の記憶を持っている七影蝶が見つかりません。日に日に眠っている時間が多くなっていく蒼。このまま七影蝶を長くし続けているのはあまりよくなさそう。少しでも蒼の助けになりたかった羽衣里は、蒼からしてはいけないといわれていた七影蝶に触れる行為をしてしまいます。

その記憶は、恋人をずっと待っていた男の記憶。許されない関係から、島から出ようとしたが君は待ち合わせ場所には来なかった。約束を守れないまま、男は戦争へと行ってしまう——。

この話、どこかで聞いたことがありました。紬ルートでツムギが恋をしていた灯台守の男の話によく似ています。こうやって他ルートの話が絡んできて、話がリンクしているのっていいですよね。

蒼に呼び起されいつものように御神木へ七影蝶を導きますが、御神木を見ると花が散り始めていました。花が散ってしまったら、灯篭で蝶を集めれなくなってしまう。そうなってしまったら、藍を目覚めさせるのにまた一年後の夏を待たないといけなくなる。なにも蒼はこの夏が初めてではない。そう、蒼は藍を目覚めさせようと決めた時からずっとこうやって七影蝶を探し続けていたのです。

その夜眠っているとき、羽衣里は今まで触れた記憶が呼び起こされます。

ここは色々な人の記憶が混濁して辛かったというシリアスな場面なのですが、おっぱいを揉みたかったという後悔の記憶も混ざっているので笑えばいいのか、そうでないのかよくわかりませんでしたw 結局笑ってましたけど。すごいシリアスなもののなかに「揉メ…揉メ!」とかでたらもう笑うしかない。

羽衣里はその日いつもよりも大分遅く起きてしまいます。何故こんなことが起こったのか。気になった羽衣里は蒼を呼び出して、その訳を聞きます。七影蝶を通して記憶を見ることができるが、それはただ見ているのではなく取り込んでいるのだそう。その記憶を整理するために、いつもよりもたくさん寝てしまった。ということは、多く記憶を取り込めば取り込むほど眠る時間は増え、しまいにはずっと…。ここら辺からこの先の展開でいいものは想像できませんでした。

いつものように夜山に七影蝶を探しに行くのですが、蒼はとても眠そうでした。羽衣里は休憩しようと蒼に提案し休憩中、蒼は藍が事故に遭ってしまった時のことを話してくれました。

藍は蒼より出来がよくて、蒼はそんなお姉ちゃんのことを自慢に思っていました。でも、どこかで負けたくない悔しいという気持ちもあった。兄弟で能力を比べられるっていうのもよくある話です。兄の方が頭がいいだの、弟の方が運動ができるのだの。親が別に比べるつもりではなくても、つい言葉の端々に出てしまうものです。子供は意外にもそういうとこに敏感で、劣等感を感じてしまう。

蒼は親に褒めてもらいたくて、お父さんが昆虫を研究していた影響か珍しい虫を探すようになります。そして、ある時見つけました。あの光る不思議な蝶を。でも、その蝶は誰にでも見れるわけでなく蒼以外には見えていませんでした。

どうしても見てもらいたかった蒼は、その蝶を探しに1人で山の中に蝶を探しに行ってしまいます。しかし、蒼は暗い山の中で迷子になってしまいます。待っていても誰も来てくれない。どうして誰も来てくれないの。藍よりも劣っている私はいらない子なの。

しばらくすると、小さな灯りが見えた。お父さんかお母さんかと思った。でも、違った。探しに来てくれたのは藍だった。見返したかった相手に見つけ貰うのはどんな気持ちなのでしょう。悔しくて、恥ずかしくて。せっかく、助けに来てもらったのに蒼は藍から逃げてしまいました。その時の藍はとても悲しそうでした。

さらに山の奥にきた蒼。また座り込んで泣いていたら、また灯りが見えた。藍が追いかけてきてくれたのです。あんなにひどいことをしたばかりなのに。藍は手をつないでくれてずっと一緒にいてくれました。眠ってしまった後もずっと一緒に。

目を覚ますと、お母さんとお父さんが探しに来てくれていました。蒼は藍がいないことにすぐに気がつきました。藍は?藍は?。お母さんとお父さんは何も答えてはくれませんでした。藍は崖から落ちていたのを発見されていました。

藍が自分を探しに来てくれたばかりにこんな目に…。蒼は藍がこんな目に遭ってしまたのは自分のせいだと思っているから、ここまで必死になって七影蝶を探していたんですね。

蒼の眠る時間がだんだん長くなっていくことに危機感を覚える羽衣里。そんな矢先に羽衣里たちに診療所から急報が入ります。藍の心臓が止まったと。居ても立っても居られず診療所へと駆け出します。部外者だった羽衣里は診療所の外で待ち続けます。

夜になったころ、蒼のお母さんが羽衣里に声をかけてくれました。聞くところによると、藍は持ち直したそう。ひと安心したのもつかの間、ふと蒼はどうしているのか気になります。蒼のことを聞くと、蒼はお役目があるからと言って出ていったそう。危ないと思った羽衣里はすぐに蒼の後を追いかけます。

何とか蒼を見つけだすと、蒼の周りには10匹を超える七影蝶が飛び回っていました。1匹でも危ないのに、これだけの七影蝶の記憶を取り込んだら…。案の定、蒼の記憶は混濁しており危険な状態でした。羽衣里は蒼を正気に戻すと、これ以上無理をさせられないと蒼を背負って山をおります。

しかし、おりている途中七影蝶が蒼に近づいてきます。この状態の蒼に七影蝶が触れてしまったらどうなってしまうのか…。羽衣里は何とか七影蝶を遠ざけようとしますが、七影蝶は刻一刻と近づいてきます。

もう触れてしまうかと思ったその時、1匹の小さな蝶が近づいてきた蝶を追い払ってくれます。まるで蒼を守ってくれているかのように。その蝶は今までにも何度か見たことがある小さい蝶。羽衣里はもしかしてとその蝶に触れてみます。すると、大切な人を思う強い気持ち、優しさと後悔の記憶が見えました。

そう、それはずっと蒼が探していた記憶。藍の記憶でした。ずっと近くにいてくれたんですね。皮肉にも探し求めていた蒼には見えず、羽衣里には見ることができました。人によって見える蝶と見えない蝶がいるのでしょうか。

蒼がその記憶を改めて見てみると、そこには藍が蒼を思う優しい記憶がありました。藍はずっと蒼のためにと光る蝶を見つけようとしてくれていました。自分が見つければ蒼の言っていたことは本当になる。ないものを証明するには見つければいい。藍はずっと一途に藍のことを思ってくれていました。

藍の記憶を見つけた羽衣里たちは急いで診療所に戻り、藍に記憶を戻そうとしました。蒼は藍にそっと口づけをしました。記憶を戻す方法とはキス。だから、蒼は羽衣里に方法を話すのを恥ずかしがっていたんですね。キスをした後眠かった二人はそのまま藍のそばで眠ってしまいます。

おはよう…、と声をかけてくれたのは目を覚ました藍でした。蒼がずっと待っていた瞬間でした。蒼がこのためにずっと頑張ってきたことを考えると自然と涙が出てきてしまいます。

蒼と藍は今までの空白の時間を埋めるかのように、2人は話し続けました。会話の中で藍のシスコンぶりが発揮されるのですが、この姉もいいキャラしています。お姉ちゃんが妹のことが大好きっていうキャラもあまりいないような? 新鮮でよかったです。

藍が目覚めてこれでもう大丈夫だと思ったていたのと同時に、今度は蒼が目覚めなくなってしまった——。恐れていたことが現実になってしまいました。

それからは診療所に通っていつ蒼が目覚めないかと待つ日々が続きました。藍と蒼のことを話しながら。羽衣里自身のことを話しながら。

待ち続けて、ついにその日がやってきました。蒼が目覚めたのです。これで全てが元通り。しかし、蒼と藍の表情はそう言っているようには見えませんでした。蒼は外に出たいと言い出します。藍も蒼のことを頼むと。蒼が起きていられる内に。ふと、蒼の方を見てみると蒼から七影蝶が漏れ出ていました。

もう記憶が混濁していて、頭の整理が追いつかず今にも眠ってしまいそうだと。蒼はこの蝶たちを導いてあげたいと。私を外に連れて行って欲しいと。羽衣里は蒼に言いたくなる気持ちを飲み込んで、蒼を背負って外に連れ出しました。

蒼との思い出の場所を巡りながら、蒼との思い出について語り合います。蒼がどんどん眠くなってしまいつつもそれでも楽しそうに羽衣里との思い出を語っているのを見ると、涙が止まりません。

そして、目的である山の奥の御神木にたどり着くと同時に蒼の体から七影蝶が溢れ出しました。

羽衣里は思った。記憶のもとになっている七影蝶が出ていけば蒼の負担もなくなるのではないか。そう思っていた時、イナリはある1匹蝶に向かって必死に呼びかけていました。まるで、呼び止めているかのように。そう、ほかの七影蝶と共に蒼の記憶を持った七影蝶も溢れてしまっていたのです。

羽衣里は必死にその蝶を捕まえようとしました。けれども、その蝶はそんな羽衣里の思いとは裏腹にどんどん離れていってしまう。この夏が終わってしまったら、少なくとも1年は蒼の記憶を戻すことができない。1年後の夏に必ず見つけられるとも限らない。

必死に手を伸ばし続けた。どんなに遠くても。蝶は羽衣里の思いに応えてくれたのか、一瞬だけ動きを止めました。その時、一瞬だけ羽衣里の指先が蝶に触れました。すると、蒼の羽衣里との記憶が流れ込んできました。あの時、蒼はどう思っていたのか。だんだん羽衣里に惹かれていく蒼の気持ちが見えました。

ここで、蒼の思いや気持ちが文章となって次々と出てくる演出があるのですが、蒼の思いの強さというか熱量に泣かされてしまいました。

蒼が目覚めなくなってしまい島から戻ったあと、羽衣里は足蹴よく蒼のもとを訪れました。雪が降り積もる冬の日も、桜が舞い散る春の日も。そして、1年後の夏。羽衣里は探す、蒼の記憶を。そうして、蒼の記憶を見つけた羽衣里は蒼からずっと聞きたかった言葉を聞いた、おはようと——。

・蒼ルートの感想まとめ

いやー、よかったですね蒼ルート。

蒼のキャラからかギャグによった選択肢もあっておもしろかったし、ストーリーも感動できる話でよかった。演出も豪華で素敵でした。今までのルートで一番演出に凝っていたかも。

展開としては読めやすかったですけど、プレイしていてとてもおもしろくて気持ちのよいストーリーでした。次はしろはルートの感想を書こうと思います。

3 Comments

鈴白

最近やって蒼めちゃくちゃ泣いたんですけど、あなたの話のまとめ方が完璧すぎてまた泣きそうになりました。

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めーらん

そう言って頂けてとても嬉しいです。蒼ルートは最後の演出がとても印象的で泣かされてしまいましたね。

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鈴白

過去を振り返りながら話していくにつれて徐々に終わりが近くなっていくあの辛さ…、人によっては脚本が稚拙だっていう人もいるようですけど僕はあの演出なども含めてラストの悲しさをとても盛り上げてると思います。

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