【Summer Pockets(サマーポケッツ)】しろはルート 感想・レビュー 未来予知とは数ある可能性の1つを見るものに過ぎない ※ネタバレあり

・うみちゃんの変化

サマポケ、しろはルートの感想の前にうみちゃんについて触れておこうと思います。

蒼ルートの感想の時にうみちゃんの声に少し違和感を感じると書きましたが、ここにきてついに明確な変化が現れました。

おにーちゃん、ですよあのうみちゃんが。

おにーちゃんでいいよって羽衣里が提案するんですけど、今までのうみちゃんだったら「えー…」とか言って絶対引いていたと思うんですよ。それを普通に受け入れておにーちゃんと呼んでくれている。どうしてこのような変化が起きたのでしょう。

幼くなったというよりも、年相応になったという感じでしょうかね。うみちゃんに「変態」とかきついことを言われるのもそれはそれでよかったんですけど、おにーちゃんと呼んでくれるうみちゃんも妹みたいで純粋にかわいかったです。「うみゅー」という新しいKey特有の口癖も新たに発現されています。

この状態のうみちゃんだといっしょにお風呂に入ることもできちゃうんですけど、ご覧のようにCGがないんですよ。CGが見たくて頑張って何回も同じ選択肢をクリックし続けたのに。結構がっかりしました。

たぶん成人向けのゲームだったら普通にあったと思うんですよねCG。そうでなくても、何かで体を隠せば大丈夫そうなのに。これが全年齢向けの弊害なのでしょうか。他にもこういう所があるんですよね。「Summer Pockets エクスタシー」が発売されることを願って今は待ちましょう。

・しろはルート

うみちゃんに触れたところで、しろはルートの感想です。

僕が最後までとっておいたのがしろはでした。しろはは第一印象から1番好きになったキャラで、ルートをクリアした後も変わらず1番好きなキャラのままでした。見た目が自分好みだし、声もかわいい。羽衣里のボケへの反応もかわいいし面白くもあるので、もうホントに個人的には完璧なキャラでした。プレイしててもっと好きになりました。

しろはのストーリーのあらすじとしては、しろははいつも1人で羽衣里が仲良くなろうとしてもしろはは遠ざけようとします。それはしろはがある不思議な力を持っていることが理由で…、みたいな感じです。

羽衣里としろはの出会いは最悪でしろはの下着姿を見てしまうという所から始まります。ギャルゲーやラノベの主人公ならよくある出会いですね。現実だったら速攻引かれてジ・エンドです。

そんなこともあってかしろはは羽衣里が話そうとしても避けてしまいます。しかし、ここで諦めないのが主人公。あの手この手でしろはと仲良くなろうとします。ふさぎ込んでいる心を少しづつ開いていくのもギャルゲーの醍醐味ですよね。

しろははよく海に行くようで、それに合わせて羽衣里も海に行くように。羽衣里は魚が好きな匂いを放っているようで、釣りをしてみると簡単に魚が釣れてしまいます。釣った魚をどうしようか困っているとしろはが調理してあげるといって、準備を始めます。

急に料理をしてくれる展開になって、自分も羽衣里もびっくりしました。どうやらいつでも調理できるようにいつも準備してるそう。何のためにかはわかりません。ポニテでしかも制服にエプロンと属性が詰まりすぎていてもう最高です。しかも、ちゃんと料理もうまい。

うみちゃんとか鏡子さんなどあまり料理ができない人たちを見ることが多かったので、料理がちゃんとできる人はこのゲームでは新鮮でした。

こんな感じで羽衣里がしろはにちょっかいをかけることがしばらく続きます。いつも通り個別ルートに入るまではマップ画面からキャラを選んでいくのですが、しろははやたら選ぶ回数が多かった気がします。さすがメインヒロインといったところでしょうか。

ある日、羽衣里が秘密基地に行くといつも通り天善と良一がふざけていた訳ですが、羽衣里には聞いておいて欲しいとしろはに関することを話されます。

しろは前から孤立しがちな奴だったが、ある事件が起きてからはそれが顕著になった。しろはと唯一仲がよかった男の子があるとき急にしろはに呪い殺されると言い出した。最初はもちろん誰もそんな話は信じなかった。しかし、その男の子は本当に事故に遭ってしまった。偶然だとは思うものの、そうとは言い切れない事情があった。

しろはの家は代々島の祭事や神事を司る家系。しろは神社の娘であるからして、巫女ともいえる。いいものも運んでくるとされるが、悪いものも運んでくるともいわれている。それゆえに、老人たちからは特別視されていた。

天善たちはもちろんしろはを遠ざけようと思ったことはないが、小さいころから祖父などに言われ続けたため心のどこかで近寄りがたいと感じてしまう。しろはが孤立しがちだったのもこういった理由があったからです。

成長した今でなら何をバカなことを、と鼻で笑い飛ばせるかもしれませんが小さい頃はそうはいきませんよね。ありえない話でも信じてしまいがちです。それが言い聞かせれてきたとあってはしみついてしまって、なかなか嘘だと言い切ることもできないんでしょうね。

でも、羽衣里は今になって聞いたからか特にしろはに恐怖などを感じることもなく、今まで通りちょっかいをかけにいきます。いつも通り海に行き、しろはにしろはの話を聞いたと言った直後、しろはの様子がおかしくなります。目の焦点が合ってないような…。そして、しろはは羽衣里に不吉な予言をします。

羽衣里はどこかおかしいと感じながらも特に気にしてはいませんでしたが、帰り道に予言に近いことが起きます。しかし、内容がショボかったのであまり不信には思いませんでした。やはり、しろはには何か特別な力を持っているのでしょうか。

羽衣里はしろはの話を聞いた後、しろはの友達の輪を広げようとみんなと遊ぶことを提案します。しろはも渋々ながらもそれに付き合ってくれ、天善や良一、のみきや蒼とも一緒に遊ぶようになりました。

途中で食材を3つ集めて料理を作ろう、みたいなミニゲームのようなものがあるのですが何種類かあるんですよね。自分が確認した限りでは9種類ありました。レコードの空き具合的にはこれで全部だと思ったのですが、はてさて。

こうやって料理を作ってみんなで屋台で売り出したり、水鉄砲で水をかけあったり、羽衣里に水泳を教えてもらったり。永遠のように思える夏休み。夏休みはとりあえず友達に会って、日が暮れるまで遊ぶっていうのが子供の頃では当たり前でしたね。

四天王スクワットというネタがあるのですが、何か頭に残ってしまいましたね。げんぶ!、げんげん。実際にやりはしないでしょうがふとした時に口ずさんでしましそうでちょっと怖い。

鏡子さんから電話がかかってきたと知らせを聞く羽衣里。実家からかかってきたそう。羽衣里は現在ある理由で謹慎中ということになっています。今までのプレイ中、羽衣里に何があったのかについてはちょくちょく触れてきました。大会の時にとんでもないヘマをしてしまい、それがきっかけで荒れてしまったと。その話を丁度家に来ていたしろはにも聞かれてしまいます。

しろはにも心配されて帰った方がいいよと言われますが、まだ帰れないと羽衣里。悪い言い方をすると、ある意味逃げてきた羽衣里にとってはまだ帰りたくはないですよね。立ち直るきっかけもつかめていないというのに。そうはいっても、しろはは引いてくれそうにないので羽衣里はとある約束をします。しろはが泳げるようになったら帰ると。

これはあまりいい予感がしませんでしたね。何か大事な危ない時にしろはがこの約束を使って羽衣里に帰ってもらうといった、ネガティブな意味で使われそうです。できれば、羽衣里がしろはをちゃんと泳げるようにしたから安心して帰れるみたいな、いい意味で約束が果たされるといいのですが…。

このことがきっかけで羽衣里の水泳教室にも熱が入ります。島の子供たちにも教えるようになるぐらいまでに人が集まるようになった頃、ある事故が起きてしまいます。羽衣里が溺れてしまったのです。深くもない学校のプールであっさりと。

溺れる前に羽衣里はしろはにある忠告を受けていました。今日はプールに近寄ってはいけないという不吉な予知。羽衣里も注意するとは言いましたが、心の中ではそこまで注意を払ってはいなかったでしょう。休憩中にも関わらずにプールで遊びだす子供たちに注意をしようと、プールに入ると大会での記憶がフラッシュバックします。

たかはら!なにやってるんだ!ぬかれるぞ——。

あの時の記憶。その瞬間、羽衣里は体がバラバラになったかのように感じました。そのまま目の前が真っ白に——。

鷹原、お前も来いよ、という誰かの誘う声。羽衣里は自然とそっちに足が向かってしまう。「行ってはいけない。」と羽衣里を止める声も聞こえた。結局、羽衣里は良くない誘いの方へと向かってしまいました。何もかも失なってしまった今、もう無茶苦茶にしてしまいたかったのかもしれません。

溺れてしまった羽衣里ですが、みんなに助けられ事なきを得ました。これで、しろはの予知にも信憑性が出てきてしまいました。目を開けた時しろはは羽衣里にごめんと謝りました。彼女はいつからこんな風に自分のせいだと思って謝ってきたんでしょう。そのことが羽衣里の心のどこかで引っかかっていました。

この日を境にしろはは水泳教室に来なくなり、みんなと会わないようになってしまいました。彼女は一体1人で何をしているのでしょう。

気になった羽衣里はしろはを探していると、「プールでまつ」としろはから電話が。また、探しているうちに誰かが羽衣里を探していたという情報も得ます。とりあえずプールに向かってみるとそこには水着姿のしろはがいました。何をするかと思いきや、しろはプールに飛び込みそのまま25mを泳ぎ切りました。

泳げたら帰るよね、としろは。そう、しろはは前に約束した泳げよるようになったら帰るという約束をここにきて使ってきたのです。しろはは前に羽衣里が溺れてたことを自分のせいだと思い、これ以上危険にあわせないために羽衣里を遠ざけるために。前に予想していたようにあまりいい意味では使われませんでしたね。

しろはに帰るように言われますが、その途中で誰かから声をかけられます。声をかけてきたのは羽衣里を探していたという人、羽衣里の学校の友達の恵でした。そのまましろは1人で帰ってしまい、ひとまず羽衣里は恵と話すことに。

恵の容姿はテキストで説明してはくれてるんですが、個人的にはやはり立ち絵が欲しかったところ。容姿が説明されるだけに、どんな姿をしているのか気になってしょうがありません。

話を聞くと、羽衣里に帰るように説得しにきたそう。今帰らないとこの先もう戻れなくなる。恵は羽衣里のことを思って島まで来てくれたんですね。友達のために1人で遠い所まで会いに来てくれる友達はなかなかいません。きっと、羽衣里の学校の友達の中でも特に仲のいい友達だったのでしょう。

1人で考えなよ、といわれしばらく考える羽衣里。そして、島から船の最終便がでる時間。羽衣里は恵に出した答えを伝えにいきました、荷物を持たずに。羽衣里はまだ帰る気はありませんでした。恵も納得はあまりしていなかったようでしたが、何かを察したようでそのまま船に乗って帰っていきました。

帰った後、羽衣里から衝撃の事実が告げられます。恵は男だと。ここで羽衣里のいた学校が男子校だったことを思い出しました。ずっと女の子だと勘違いしていました。男の娘ってやつです。仲の良かった女の子が連れ戻しにきたとかいうイベントもそれはそれで楽しみでしたけどね。

恵を見送った後、1人で帰ってしまったしろはを探しました。しろはは海に来ていました。しろはは静かに話し始めました。良一たちが言っていたあの事件のことを。

しろはによく話しかけてくる男の子にしろはは不吉な予知を見てしまいます。しろはは危ないと思ってその男の子の友達に自分の見た予知のことを伝えますが、あまりいい風には伝わらず呪いだとか不吉な感じで伝えられてしまいました。しろはは心配だったため男の子について行ったところ、男の子は本当に崖から落ちてしまった。

しろはが近くにいたたためにみんなから疑われてしまいます。しろはは自分が男の子ことで困っていて、どっかに行って欲しいと思っていた。だから、自分がこんな不幸な目に合わせてしまった。

そして、しろはこれから先に起こる未来のことについても話します。夜の海で溺れていて、その近くには羽衣里もいた。しろははこの未来が見えたからあの約束を使って羽衣里を帰そうとしたんですね。羽衣里を危険な目にあわせないために。

しかし、羽衣里はそんな心配をよそに「一緒にがんばろう」というのです。このセリフいいですよね。「そんなの知ったことじゃない」とか1人よがりのような発言ではなく、2人で乗り越えようみたいな言葉が。羽衣里がしろはを大事に思っていることがよく伝わってきます。

そして、2人だけの問題にするのではなくみんなに相談して解決しようと提案する羽衣里。ここもいいですよね。こういう時ってみんなに心配をかけないようにとか、2人だけで問題を抱え込むことが多いんじゃないでしょうか。羽衣里はそれだけみんなを頼りにしているし、信頼しているのでしょう。みんなとの仲の良さが伺えるシーンです。

早速みんなに相談してしろはの見た未来について考えてみると、ある程度推理することができました。頭上に赤い光がいくつも並んでいることから、灯篭を海の上に流す祭りの日の夜に起きるのではないかと予測できました。これまでのルートで灯篭を流す祭りについては触れてきましが、しろはルートでようやくこの祭りをやるそうですね。

祭りの詳しい内容を聞いてみると、しろはは役をすることになっておりどうしても海に近づかなければならない。しろはがやりたい訳ではなかったが、しろはのじいさんが決めてしまったのだそう。なぜ、じいさんは強引にしろはに役をやらせることにしたのか。

その訳を聞くのとしろはに役をやらせないために、羽衣里はじいさんに会いに行こうとします。しかし、みんなによるとじいさんはとても恐くて強いのだそう。いったい、どんな人なのか…。

おお…、なんという迫力…。およそ老人とは思えないほどの見事な筋肉。体にはいくつもの傷があり、いかにも強そう。そりゃあ、みんなビビるわけです。

話を聞くと、しろはがぼっちだったから祭りの役をやらせたそう。無理矢理にでもみんなの輪に入れたかったということでしょうか。じいさんこと小鳩はしろはにちょっかいをかけた羽衣里が気に入らないようで、島から出て行ってもらおうと勝負を持ち掛けます。

その勝負とは島に伝わる伝統的な方法、水中格闘技です。ルールは急所攻撃以外なら何でもあり。とにかく、相手を決められたサークル内から外に出せば勝ちという何ともシンプルというか荒っぽいルールです。圧倒的なフィジカルを持っている小鳩にとってはとても有利な勝負。羽衣里が勝てるとはとても思えません。

小鳩に圧倒されながら、羽衣里は考える。しろはも自分といっしょだったのではないか。お前のせい、あなたのせいと言われ続けて。でも、自分のせいだと言い切れないから言い返すこともできなくて。それでも、自分たちは必死にもがいていた。

羽衣里が飛びかけていた意識が戻ってくると、小鳩は羽衣里に向かってものすごい勢いで突進してきました。羽衣里はそのままサークルの外まで…、押し切られると思いきやそギリギリでバク転をし、勢いのまま小鳩はサークルの外に出てしまいました。

機転を利かせた作戦で何とか羽衣里は小鳩に勝つことができました。小鳩は羽衣里のことを認めたようで、しろはのことやなぜ祭りの役をやらせることにしたのかについて話してくれました。

しろはは幼いころに両親を失ってしまった。両親のこともあってしろはは塞ぎがちになってしまった。周りの人たちも小鳩も含めて、しろははああいう性格だからしょうがないとずっと1人にしてしまっていた。小鳩はそれをずっと申し訳なく思っていて、またそんな現状を変えたくて祭りの役をやらせることにしたんですね。

小鳩の気持ちも考えると強引にしろはに役をやらせないようにするのも心苦しい。ならばせめてもと羽衣里は当日しろはの傍にいさせて欲しいとお願いします。役に付き添いがいた前例はあるが、それは肉親に限られているらしい。そこで、小鳩はある1つの考えを提案しました。

それは、儀式の日に誓いを立ててかりそめの夫婦となること。しろはに話すと当然、あまりの唐突な話に初めは拒否しました。しかし、羽衣里の思いをしるとその提案を受け入れてくれました。しろはも羽衣里だからこそ受け入れたのかもしれませんね。

これで、ある程度対策ができた羽衣里たち。しばらくは、祭りの準備のために灯篭をつくったり、小鳩たちと四天王スクワットをしたりして来る日に備えていました。

良一とも当日の相談などをしていると、良一がある人の過去について語ってくれました。「ある男の子の話しで…」という出だしで語り始めるんですけど、大体誰かに置き換えて話すときって自分のことですよね。つまり、長一自身の過去です。

良一は昔は内気でひ弱で、恥ずかしがり屋だった。そんな内気な男のには図書館にしか居場所がなく、いつもそこで本を読んでいた。そこで、同じように1人で本を読んでいる女の子がいた。似た者同士というもあってか少しだけど話すようになった。

ある日、女の子にはいわれのない疑われをかけられた。もちろん、男の子はそんなことをするような人じゃないことは知っていた。でも、内気な自分は女の子をかばうようなこともできず、見て見ぬふりをしていただけだった。男の子はそんな自分が大嫌いになった。

だからこそ、良一はいつでも裸で内気な自分を変えようとしたのかもしれませんね。裸でいることに関係があるかはわかりませんが。まずは形からということでしょうか。

その男の子は後になって女の子に謝ったわけですが、肝心の女の子はそのことについて覚えていなかったんですね。その女の子というのがしろはだったわけだったんですけど。確かに、しろはならそんなこと気にも留めていないでしょうね。

そこからはしろはのことが好きなのか?とか、良一も実はしろはのことが好きだったとか甘酸っぱい恋の話をしていくのですが…、

途中から天善が「よっこいせ」と言って、真面目な話をしている最中もずっとこの状態のままだったんですよね。シリアスなのも相まってずっと笑っていましたねw

夜、みんなで集まろうとしたがしろはの姿が見当たりませんでした。心当たりがあると言って羽衣里は1人で探しに行きます。心当たりのあった場所はしろはがよく行く浜辺でした。しろははまた自分のせいで誰かを失うのは嫌だと言うと、羽衣里は自分の過去について語り始めました。何気に羽衣里が自分の過去について話すのはこれが初めてです。

去年の夏羽衣里は3年生を差し置いてアンカーに抜擢されるほどに期待されていた。先輩もそれを受け入れてくれてサポートしてくれた。普通なら先輩たちは後輩のくせに生意気な、とか思うはずですが羽衣里の先輩は本当にいい人だったんですね。

大会当日、1位でアンカーの羽衣里まで出番が回ってきた。隣の奴は数秒遅れで飛びこんだのに先に泳いでいた羽衣里に追いつき、ついには追い抜いてしまった。途端、羽衣里を応援するチームの声が驚きと焦りに変わり、羽衣里もプレッシャーからか体が動かなくなり、そのまま泳げなくなってしまいました。

2位でも決勝には行けたのに。それ以来、羽衣里は泳げない体になってしまった。周りも羽衣里に気遣って接してくれていたがだんだん疎遠になっていき、羽衣里も居心地の悪さを感じてしまってクラブをやめてしまった。それからは家族には学校に行っていると噓をつき続けて、だらだらと遊んでいた。

そんなある日、ガラの悪いやつから「お前も来いよ」と誘われた。その誘いには乗ってはいけないとわかっていたが、羽衣里はもう何もかもおしまいにしてしまいたかった。警官が駆け付けてきても、羽衣里は逃げずに捕まった。そのまま学校は停学になり、家族も喧嘩が絶えないようになりバラバラになってしまった。

父親からは「お前のせいだな」と言われた。その通りだと、何も言い返せず自分の家にも居場所を見失った羽衣里はとにかくどこかに行きたくて鏡子さんの誘いに乗った。

父親の言うことは確かにその通りなんですけど、親が子に言ってもいけないことだと思うんですよね。親も荒れていた羽衣里のことに気づいてあげることができなかったのですから。まずは羽衣里の話を聞いてあげて、それからこれから一緒にどうするか考える。やはり親は子の一番の味方であってほしいものです。

でも、島に来て、みんなに出会って、しろはと出会えて何か立ち直るきっかけを掴むことができた。救われた。だから、しろはも…。

羽衣里がひとしきり話した後、行こうとするとしろはは待ってと羽衣里を止めます。

しばらくすると、海が光り始めました。ウミホタルです。昔、お父さんに教えてもらったらしく親との思い出の光景だったんですね。10年ぶりらしいです。この光景を羽衣里に見てもらいたかったんですね。

そして、祭りの当日。といっても、羽衣里にやることはなく出番がくるまで外をぶらぶらしていました。ふと、光る蝶が飛んでいたのが気になって追いかけていくと、蒼ルートで出てきた迷い橘の場所に行き着きます。すると、そこにはなんとうみちゃんの姿が。

うみちゃんはお散歩と言いますが、偶然や遊びで来るような場所ではありません。何かしらの目的があってきたと思うのですが、今はまだどんな目的があったのかはわかりません。うみちゃんも何かとんでもなく大きなものを抱え込んでいそうです。

うみちゃんと別れた後、役場の職員に呼ばれた羽衣里は祭りの準備を進めます。しろははもうすでに準備を終えていました。いよいよ、お祭りが始まります。夫婦の誓いといってもキスとかするわけではなく、神棚の扉を2人で開けるという厳かなもの。その扉は2人の思いが通じ合っていなければ開かない扉なのだそう。

その後も祭りは続き、しろはが舞を舞ったり、舟の神輿を担ぎながら町を下っていき海で灯篭と共に舟を海に流します。しろはの言っていた不吉な未来が起きることもなく、祭りは無事に終わりました。

不吉な未来を回避するようにみんなが動いたおかげで未来が変わったのだろうか。ほっと胸をなでおろすと、羽衣里は声をかけられます。うちの子は知りませんかと。声をかけた人は灯篭作りの時に仲良くなった堀田ちゃんのお父さんで、なんでも堀田ちゃんがいなくなったのだそう。

みんなで必死に堀田ちゃんを探しますが、見当たらない。みんなが焦っている中、しろはは1人考え込んでいました。聞いてみると、しろはの見た未来にはしろはと羽衣里の他に小さい女の子も見たそうです。ということは、その女の子が堀田ちゃんの可能性が…。

しろはの見たという未来。普通なら何をバカなことをと真面目に取り合わないかもしれませんが、羽衣里たちはしろはを信じ海に流した舟に乗っているであろう堀田ちゃんを助けに行きます。良一にボートを調達してもらい、あとは誰が行くか。

しろはが行かなければしろはの見た未来は避けられるかもしれない。でも、いつもと同じように見てしまった未来から避け続けて、これからもずっとこんな風に避け続けているだけでいいのだろうか。自らその運命に挑んで乗り越えてこそ意味があるのではないか。そんなことを思ってか、しろはは自ら進んで助けに行こうと言いました。

羽衣里としろは、2人で舟にいるであろう堀田ちゃんのもとにボートで向かいます。舟に近づくと、舟の中にいる堀田ちゃんを確認することができました。必死に堀田ちゃんへと手を伸ばすしろはと羽衣里。しろはがなんとか堀田ちゃんの手を掴みます。

が、その時ひときわ高い波が羽衣里たちを襲いました。すんでのところで、しろはは堀田ちゃんをボートに上げると、しろはそのまま波に飲み込まれ海へと沈んでいきました。羽衣里もしろはの後を追って海へと飛びこみます。そして、しろはを引き上げようと手を伸ばす。着物の袖をつかむことができたものの、着物が脱げてしまいしろはを引き上げることができません。

前に溺れた時の対策として、羽衣里が服が水で重くなって泳げなくならないようにすぐ脱げるようにしておけばと提案していました。そのアドバイスをしろはが真に受けて、脱げやすいようにしていて着物が脱げてしまったのでしょうか。

しろはの体はさらに暗い海の底へと沈んでいきます。彼女を助けるために羽衣里がかまわず、しろはを追って沈んでいきます。運命は繋がっている。どんなに失敗したとしても間違ったとしても、きっと無駄な時間なんてない。いつか、その経験が必ず役に立つ時がくる。全ての過程が、その人の力になっていると思える時がくる。

ここら辺のテキストも印象に残っています。無駄な時間なんてない。こうやってゲームしているだけの時間もきっと何かの役に立つ。どうせやっても無駄、なんて考えてやってもしょうがない。やるなら楽しまないと。

羽衣里たちが必死にもがいていた時、不思議なことが起こりました。周りの音が消え、時間が止まったように感じられたのです。必死に手を伸ばし続ける。あともう少し、あとわずか…。届け——。

ついにしろはの手を掴むことができたのですが、しろはの様子が何だかおかしい。時の編み人だとか、この夏に巡り合えても無駄だとか意味不明なことを喋りだします。まるで別人のよう。この話した内容が後々の伏線になりそうですが。

しろはが正気に戻った後、羽衣里の目の前を光が横切った。その青い光は七影蝶。たくさんの七影蝶が羽衣里たちの周りに飛んでいました。そのまま不思議な力で上へ上へとあがっていく…。

海面に上がった後、羽衣里たちは助け出されました。そのまま羽衣里たちは入院し、この一件は無事に終わりました。

そして、夏休みの終わり。羽衣里は荷物をまとめて港へと向かいます。そこにはみんながいて、羽衣里のことを見送るためにきてくれていました。少し離れたところにしろはがおり、羽衣里はしろはと話しに行きます。

しろはの力は悪いものなんかじゃない。しろはがその未来を見たからこそ救われた人もいる。その時、しろははまた未来が見えたようですが顔を真っ赤にしています。羽衣里との幸せな未来でも見たんでしょうか。

自分は夏休みの過ごし方をずっと忘れていた。それを思い出すためにこの島にきたんだ。荒れてしまい、自分のことを見失ってしまっていたとかそういう意味も含まれてそうですね。

話したいことを話し終え、そろそろ船が出航するとのアナウンス。行ってしまう前に、しろはに言いたいことがまだ2つほどあった。

ひとつ目は君とみんなと過ごした夏が楽しかったこと。そして、もうひとつは君のことが好きになったこと。

言いたいことは言ったと、羽衣里は船に乗り込み振り返るとしろはが何か叫んでいました。エンジンの音で声がかき消されながらも、彼女は必死に叫んでいました。

「なに!?」 「私もあなたのことが、好きになりました!」

と、ここで終わっていれば綺麗に終わっていたもののそうはいかないのがKeyらしいといえばらしいのか。船に異常があったようで、港に戻ってきてしまいます。何とも気まずいことか…。

島から帰った後、手紙が送られてきました。その手紙には「いつでも帰ってこい」というメッセージと、最後にみんなで撮った写真が——。

・しろはルートの感想まとめ

しろはルートは本当にいいルートでした。個別ルートに入ると、主人公とヒロイン以外のキャラの影は薄くなるものですがしろはルートは島のみんなとのやり取りが多かったですね。

みんなとの絆の深さを感じられたし、何よりみんなとわいわいやっていたのがすごい楽しかったです。早めにヒロインと恋人になってイチャイチャするのもいいですが、最後に告白して終わるっていう終わり方もいいものですね。もちろんイチャイチャしているしろはも見たかったですけど。

しろはの魅力もさらに伝わってきて、熱くなれるいい話でした。今までのルートの中で、1番か2番目くらいに好きです。これでヒロイン全員のルートが終わったわけですが、タイトル画面に戻ると…。

ALKA…。どうやら、まだ続きがあるようです。まだまだ、回収しきれていない伏線もありますしね。さて、次はどんな話が待っているのでしょうか。次回はその話の感想について描こうと思います。

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